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  • 大橋梓

常設展示室



『○○展』とか銘打った大きな美術展へ行くと(企画展とか特別展っていうのかな?)、そのチケットで美術館が所蔵するコレクションも観させてもらえますが(常設展示)、特別展と比べるとひっそりとしていることが多いですよね。


展示替えはされていても、前回訪れた時と同じ絵に出会えることも多いので、「あ、この間の!」と、割とリラックスした気持ちで常設展には足を踏み入れます。

(特別展は、ちょっとミーハー気分もあってドキドキしながら観るのですが)

有名な日本画家の名前は、常設展示でよく観て、そこから知り、学ぶようになりました。


そんな常設展示をテーマにした『常設展示室』(原田マハさん著)を読んで、「あぁ、美術館へ出かけたいなぁ」としみじみと思いを馳せています。





短編集で、それぞれピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷の絵画がキーとなる物語が続きますが、1編目のピカソに向かい合う『群青Color Of Life』を読んだ時点でもう目がウルウル、鼻はズルズル。


絵画に向き合う子どもの純粋さ、情熱に触れたヒロインの美青(みさお)さんがまた素敵で。こんな風にまっすぐな大人で居たいなぁ、なんて。


お芝居をしていると、プロはどんな状況でも70点80点をコンスタントに出すもの、と言われることもあれば、オーディションでは空振りでもいいからフルスイングしてこい!と言われたり、出来る人は何でもできるといわれることもあれば、器用貧乏でなく突出した何かを、と言われたり、未だに自分の在り方が分からなくなったりもするんですが、私は一生懸命に楽しみ苦しみ続ける、が一番だと結局そこに戻ってきます。試行錯誤ですが。


写真は、絵と額縁が素敵だったカフェで^^




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