スイカのタネはなぜ散らばっているのか
- 大橋梓
- 2024年7月5日
- 読了時間: 2分

スイカが最高に美味しい季節です。
来た来たー!
一気に食べ過ぎて寒くなるんですが、それもまた良い。
この赤い色、そしてなぜこの緑と黒の縞々なのか。
この暑い時期にたっぷり水分を含み、甘くて、そして大量のタネが入っている。
不思議な植物です。

三角錐にカットしてかぶりつく時もあれば、
サイコロ状にカットしてお箸で種を取ってから食べたり、
小玉すいかの時は、スプーンですくってって時も。
どれが一番いいのかなー?
種を出しながら食べるのも、
カットしながら種を取り出して食べるのも、
これが夏の風物詩というか、そう悪くないな、って思うのですが、
今から10年前くらいですかね。
種ごとボリボリボリー!と食べる人に出会ったんですよ。
「スイカの種はめんどくさいから、いつもそのまま食べてる」って言ってましたね。
シャクシャク音と共に、ポリポリ、ボリボリ音がしていましたよ。
一定数居るんでしょうか??
あるものだと思ってきましたが、
種が無いなら、その方が食べやすいかも。
めちゃくちゃいっぱい入ってるし、
メロンみたいに真ん中に集中せずに散らばってあるし。
種なしスイカもあるにはあるけれど、
ちょっとスカスカのに当たる確率が高い気がする。
なんてことを考えていたら、
本屋さんで私にぴったりな本と出会いました。
『スイカのタネはなぜ散らばっているのか』
稲垣栄洋著
西本眞理子絵
これだ!
まさに私が知りたいこと、これやーん!
なるほどなるほど、スイカなりの繁殖戦略があるのだな、と思わせられました。
種が多いのも仕方ないな。
これからもスイカの種とは付き合っていくよ。
他にも、ニンジンの種はとげとげだ、とか、
なぜコーヒー豆にはカフェインが含まれるのか、とか、
植物たちの戦略に、いやぁすごいなぁと。
絵も素敵でした。
そういえば、種がゴマのようなスイカが出回り始めたようなので、
この夏のうちに一度食べてみたい!
種はプチプチっとして気にならず、そのまま食べられるみたいです。
夢のよう。
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